外壁塗装の流れと各工程について詳しくご紹介します。
建物の形状や使用する材料により、一部変わることもあります。
また、主な施工対応地域ごとの外壁塗装の詳細は下記のリンクからご覧いただけます。
ご成約後、実際の工事について改めて説明させていただき、塗装のデザインについても打ち合わせさせていただきます。
外壁と付帯部の色を決めて色彩の配置と全体の色をバランスよく配色する提案をします。色の切り分け方では思いも付かなかったデザインをすることもできたりします。お客様のイメージを元に、建物の特徴を活かした色彩のご提案をさせていただきます。トーン調整や仕上がりのツヤ等、考えることは多いですが、私たちも塗装が楽しみになります。
会社の概要と工事の説明、工事期間等を含めて近隣の皆様にご挨拶に伺います。直接会ってご挨拶する前提ですが、どうしてもご不在の場合でも、工事について紙にまとめた資料を投函します。 足場架設、車両の導線についての説明など、工事の始まる前に了承を頂き、スムーズな工事になる ようにしています。
必要な道具や材料を前日に準備しておき、翌朝、車に積み込みます。道具は種類が多いので、確認が必須です。できるだけ整理整頓をして積み込むことで、作業をスムーズに始められます。塗料缶や道具にはどうしてもペンキがついてしまいますが、美しさを生み出すプロとして、乗車シートもきれいな状態にしてから現場へと向かいます。
駐車の仕方について
現場に着き社用車を駐車するときは、お客様の敷地に駐車スペースがあれば邪魔にならなよう止めさせていただきます。駐車スペースがない場合、近くにコインパーキングなどがあれば借りるようにしていますが、仕方なく路上の隅の駐禁ではないところに止めることもあります。邪魔になるようなことはございませんのでご安心ください。
足場架設の際には、足場の倒壊、落下などで、怪我人が出ることのないよう、安全を徹底します。また、塗料が飛び散って近隣の迷惑とならないように、飛散防止ネットで足場を覆います。
足場組み立ては植栽やお隣の方に最大限配慮
お庭や鉢植えの植物が汚れたり傷ついたりしないような足場架設を心がけています。また、建物のすぐ横がお隣の敷地になっている場合、足場を塀の上に乗せる施工になったり、やむなくお隣の土地の中に入れさせてもらうこともあります。そのような場合には、鈴覚からお隣の方へ、ご了承いただけるように丁寧にお願いします。
壁についた汚れやコケ・カビ、劣化した古い塗膜などをきれいに洗浄します。バイオ液を外壁に塗り込み、コケ、カビを根っこから浮かせてから圧力をかけた水で洗浄します。ガラス窓や網戸、レール、サッシなどにの汚れも同時に洗い流します。圧力の強さは、外壁の材質や劣化状態によって調整します。
高圧洗浄をきっちりやることで、塗装の仕上がり品質に差が出ます。
窓や玄関ドアなど、塗装を行わない箇所は養生をして塗料がつかないようにします。養生の仕方がいまいちだと、塗料のはみ出しや塗り残しが目立ってしまいます。工事が仕上がって養生をはがしたとき、境目に直線美が出るのがよい養生貼りです。
季節に合わせて養生の仕方を工夫しています
窓の養生は、冬場の工事では全て覆ってしまいますが、暑い夏場には、窓を開け閉めできるように貼っています。換気口の養生も全て覆わず、穴を作るなど工夫しています。
工事の途中で養生がはがれると、風が吹いた時にうるさくなるので、頑丈に貼っていきます。
シーリング(コーキング)とは、サイディング外壁の板と板の間にできるすきまに、水が入らないようにする防水材です。また、地震時などに建物が揺れた際に、サイディング板同士が接触してダメージを受けないクッション機能もあります。
シーリングが古くなると、すきまに雨が染みて壁の内側まで傷んでしまいます。
ケレンとは鉄部、木部、硬質プラスチックなどに塗料の密着性が良くなるように、素材表面にヤスリや工具を使って細かい凹凸をつくる作業のことを言います。耐候性を高めるためには、しっかりとした作業が求められます。
きれいに塗装ができるように、亀裂や欠損部分などの補修を行うのが下地調整の工程です。
壁材や鉄部のパテ処理、充填処理などを行います。
料理は下ごしらえ、化粧は下地づくりが重要と言わるように、塗装も下塗りが欠かせません。下塗りは壁の強度を上げる効果と、中塗り塗料の接着をよくする効果があります。
使用されている外壁の素材や前回の塗装の塗膜状態によって、弾性フィラーやプライマーといった種類の下塗り材から最適なものを選定します。
鉄部の下塗りには、さび止め材を使用します。
玄関の柱や軒天井など、日本建築のお宅には木が多く使われています。年数が経って黒ずんだ木材も、新築の頃のような色に戻すことができます。カビを薬品で落し、ほこりや古い塗膜をブラシでこすり落としてから木部用の塗料で塗ります。
また、付帯部も屋根・外壁と耐候性を合わせて塗っていきます。付帯部とは、軒樋・竪樋、破風板・鼻隠し、天井、雨戸・戸袋、帯、庇、水切りといった部位で、建築物本体と切り分けられます。
中塗りは、下塗りと上塗りの間に行なう塗装です。使う塗料は上塗りと同じ性能のものですが、中塗りと上塗りの2回に分けて重ね塗りをすることで、塗りムラや塗膜の剥離を防止する意味があります。
中塗りが上塗りと同色だと塗り残しができてしまったり、お客様に「塗る回数を少なくされるのでは」とご不安な思いをさせてしまうことから、鈴覚では、中塗りと上塗りは別々の色を使用するようにしています。
上塗りは仕上げの塗装です。ツヤや美観を左右する重要な工程です。耐久性や遮熱性など、その塗料本来の性能を発揮させるには、定められた塗布量にする必要があります。
上塗りが終わったら養生をはがして、仕上がり、塗り残しの有無、塗料の飛散、養生のはがし忘れの有無など、問題がないか確認します。基本的には担当職人と別親方の二重チェックを行います。
塗装の確認が済んだあとは掃除をします。養生で覆えなかった箇所に細かい塗料がついていることもあるので、よく確認して取り除いていきます。また、地面の掃除もして、養生の破片などを片づけます。
検査完了後、足場を解体します。きれいに仕上がった建物を汚さないように、傷つけないように丁寧な作業が必要です。事故や怪我が起きないよう、安全面にも気を配ります。
足場の解体後、最終点検をして問題なければ、お客様に完了報告を行います。
この時のお客さんの笑顔や感謝の言葉は、塗装職人をやっていて本当に良かったと思える瞬間です。職人もお客様と一緒に完成を喜びます!
完了後、お支払いとアンケートのご記入となります。
お家の保護 × 美観で
最強の外壁塗装を
塗装とは、お家の保護と美観が揃うことが本来の姿です。
塗りかえ鈴覚では、塗装工事の基本工程どおり忠実に作業を行うことを大前提として、お家の可能性を最大限に引き出すデザイン塗装提案を心がけております。「次の塗装工事は、ふつうの塗り替えではイヤ」「心機一転、これまでと違った気分で生活を送りたい」という方は、ぜひ、塗りかえ鈴覚のデザイン塗装をご体験ください。後悔は絶対にさせません。
私たち鈴覚は、21世紀の日本の塗装業界の健全発展を願って
『日本建築塗装職人の会』に加盟しています。
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