こんにちは、「塗りかえ鈴覚」の塗装塗装デザイナー・増田です。
今回は僕の人となりを知ってもらうために、東京時代の話や、好きなもの、大切にしていることについて、プライベートも含めて書かせていただきます。
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東京はにぎやかな街です。田舎育ちの僕には新鮮な刺激でした。付き合っていた彼女の後を追ってこの大都会に飛び込んだのは、20歳前後のことでした。しかし、この街は苦しみを秘めていました。
彼女の夢はミュージシャンでした。有名な音楽会社に所属していました。しかし、そこはあまり良識のある会社ではありませんでした。ある子は、人気ミュージシャンの隠し子を妊娠したそうです。心配に思っていた最中、僕が付き合っていた彼女は、仕事でトラブルに巻き込まれ、会社の裏方たちにかなりひどい目に遭わされました。
僕は彼女を守れませんでした。田舎では、凶暴なクマの世話をしたり、凶暴なブラジル人の空手家と戦ったり、拳銃を突き付けられたり、ときには体を張って後輩や友人を守ったりしていた僕でしたが、東京では何もできませんでした。お気に入りだった隅田川の夜景を見ながら、僕は東京を去る決心をしました。
地元に戻ってからは、夜の仕事をしたり、ガテン系の仕事をしたりしました。足場会社で働いていた時は、会社の社長が、仕事でもプライベートでもとてもよくしてくれました。いざこざの絶えない日々から抜け出し、真の強さとは何かを学びました。
鈴覚に入って、鈴木社長や他の職人たちと共に働いていること、これは僕にとって何より大切なものです。僕たちの仕事でお客様が喜んでくれて、他のお客様をご紹介いただけるのも本当に嬉しいです。
プライベートでは、富士山に登ってご来光を見たり、多い時で60人くらいの仲間たちが誕生日を毎年祝ってくれたり、一度離婚したものの、再婚して子供たちを育てたりと、充実しています。祝い事のときは、ウニやイクラのおいしい寿司か、焼肉を食べるのがお決まりです。
私たちの仕事は、ただの塗装ではありません。塗装とは、お客様の大切な家を、新しい物語が始まる舞台として蘇らせる芸術作品です。もし私が現場で担当させていただく機会があれば、あなたの人生の一部として、最高の仕事をお届けしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
私たち鈴覚は、21世紀の日本の塗装業界の健全発展を願って
『日本建築塗装職人の会』に加盟しています。
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