「外壁はどんな色にしようかな」
「外壁の色によって印象は変わるのかな」
このようにお悩みの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、外壁の色を寒色にするか暖色にするかだけでも、住宅の印象は変わってしまいます。
素敵な家ですねと言われるためには、外壁の色が与える印象について知っておくと良いでしょう。
この記事ではそんな外壁の色による印象の違いについてご説明致します。
まず、色には彩度があります。
無彩色は彩度がない黒のような色で、彩度が大きくなればなるほど鮮やかになります。
彩度が低い色は落ち着いた印象を与え、重厚さを感じさせます。
一方、彩度が高いと目を惹きつけることができ、派手な印象を与えます。
明度は色がどれほど明るいかを表します。
青の明度を高めると薄い水色になり、明度を低くすると段々黒っぽくなるのですね。
明度が高いと柔らかい印象になって、軽さが強調されます。
これによって家を大きく見せる効果があることも魅力的です。
一方、明度が低いと硬い印象や落ち着いた印象を与えます。
家をスリムに、コンパクトに見せたい方にオススメできるでしょう。
暖色とは赤やオレンジのことで、逆に寒色は青や水色のことです。
暖色の場合は暖かい印象を与えます。
ポジティブで元気な印象を持ち合わせた色と言えるでしょう。
それに対して寒色はクールな印象を与えます。
落ち着いている印象も与えられるでしょう。
色には面積効果があります。
これは、小さい面積に塗られた色よりも大きい面積に塗られた色の方が明るい印象を与えると言うものです。
この効果を理解していないと、実際に塗った時にイメージと違う場合があるので注意しておきましょう。
屋根や取っ手といった細かい部分の色も大事です。
もし外壁がベージュや茶色の場合は、同系色にするとバランスのとれた印象を与えます。
合わない色と合う色があるので、細部にまでこだわってバランスをとりながら配色していくことをお勧めします。
この記事では、外壁塗装の色が与える印象についてご説明致しました。
寒色か暖色か?明度や彩度はどうか?を考えながら配色すると、ご自身が与えたい印象通りの外壁が実現できるのではないでしょうか。
また、細部も合わない色と合う色があるので全体のバランスを考慮しながら、お気に入りの配色を考えてみてはいかがでしょうか。
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