外壁塗装には、様々なスタイルや塗装方法がありますが、今回は「おしゃれな外壁塗装」に焦点を当て、ナチュラル、モダン、スタイリッシュ、欧米風といったイメージ、色を塗り分けることによる効果、異素材を用いたワンポイント装飾、塗装の種類などを紹介します。
まずどんな家に住みたいでしょうか。
外壁を塗り替えることによって家のイメージはガラッと変わります。
元々の色が好みだったから、今回も同じ色にしたい。
中古住宅を購入したので満足していない。フィンランドの生活に憧れがあるので家を丸ごと北欧風にしたい‼
など、人それぞれですよね。
人気のあるおしゃれ外壁塗装の種類を紹介します。
ナチュラルな外壁塗装は、自然と調和する色や素材を使って、家を自然な雰囲気に仕上げることができます。
ナチュラルな外壁塗装に使われる色は、ベージュ、ブラウン、グリーン、イエローなどがあります。
これらの色は、自然の中で見られる色と似ており、周囲の景色と調和しているため、ナチュラルな雰囲気を演出することができます。
ナチュラル系の色を具体的にイメージするなら軽井沢等のリゾート地を思い浮かべると分かりやすいでしょう。
軽井沢は自然が豊かな地域であり、ログハウス風の建物がよく見られます。外壁塗装では、木の風合いを活かしたナチュラルなカラーや、暖かみのある茶色系の色味が人気です。周囲の緑と調和するような色選びがされていることが多いです。
また、ナチュラルな外壁塗装には、木材やレンガといった素材をワンポイントとして取り入れることもあります。木材は、自然な風合いがあり、ナチュラルな雰囲気を演出することができます。また、レンガは、独特の風合いがあり、アンティークな雰囲気を演出することができます。
モダンな外壁塗装は、シンプルなのにおしゃれな雰囲気を演出することができます。
モダンな外壁塗装に使われる色は、白やグレーなどがあります。
これらの色は、シンプルで清潔感があり、モダンな雰囲気を演出することができます。
また、モダンな外壁塗装には、ツートンの塗り方を取り入れることもあります。
ツートンの塗り方は、外壁を2色で塗り分ける方法で、上部と下部で色を分けることができます。上部に明るい色を使い、下部に暗い色を使うことで、スタイリッシュな印象を与えることができます。
スタイリッシュな外壁塗装は、思わず目を引く洗練されたデザインが特徴です。
色はグレー、ブラック、ホワイト、ネイビーなど、シックな色合いがおすすめです。
また、2色を塗り分けることにより、メリハリが生まれ、スタイリッシュな仕上がりになります。
さらに、テクスチャーのある素材や、ツヤ感のある素材を使用すると高級感やモダンさを演出できます。石や木材の模様を取り入れた塗料や、光沢感のある塗料を使用すると良いでしょう。
欧米風のデザインは北欧やアメリカ、フランス等海外のイメージに合った色を取り入れることで実現できます。
北欧風はホワイト、ベージュ、ブラウン、カーキ等の動物や植物を感じさせる色を用いることにより実現できます。
フランス・イタリア風の家は、オレンジの屋根に白や薄い黄色の外壁が多いです。イギリス風の場合は、黒の屋根に白×茶色のツートン。アメリカ風なら、グレーの屋根に白い外壁といった具合です。
他にもドイツ風やスペイン風などといった各国をイメージした外壁塗装の種類があります。
欧米風の外壁塗装には、年代ごとに異なるトレンドやスタイルが存在します。以下に一般的な年代別の外壁塗装のスタイルをいくつか紹介しますが、地域や建築様式によっても異なる場合があります。
・19世紀から20世紀初頭(1800年代から1900年代初頭)
この時期はヴィクトリア朝やエドワーディアン時代といったスタイルが主流でした。レンガや石材を使用した壁面が一般的で、ネオゴシックやネオルネッサンスといった装飾的な要素が見られます。
・1920年代から1930年代
アーツ・アンド・クラフツ運動の影響を受けたクラフツマンスタイルが広まりました。木材を中心とした外壁で、シンプルで自然な風合いが特徴です。
・1940年代から1950年代
第二次世界大戦後、戦後復興期の建物では、ミッドセンチュリーモダンと呼ばれるスタイルが主流でした。平らな外壁、大きな窓、ストリームラインデザインが特徴的です。
・1960年代から1970年代
モダンなデザインが人気で、スキャンジナビアンスタイルやモダンコンテンポラリーな外観が見られました。シンプルな形状や角度を持つ外壁が特徴です。
・1980年代から1990年代
アメリカンコロニアルやネオクラシカルなスタイルが一般的でした。白やクリーム色の外壁に、装飾的な柱やフレームが取り入れられることが多いです。
・2000年代以降
シンプルでクリーンなデザインが主流です。モダンコンテンポラリーなスタイルやミニマリストな外観が人気で、中性的な色合いや素材を使用することが多いです。平らな外壁、大きな窓、ストリームラインデザインが特徴的です。
欧米風のイメージを掴むために、東京ディズニーシーの街並みを参考にしてみるのも良いでしょう。そこには活気溢れるニューヨークや南ヨーロッパの古き良き街並みなどが広がります。遊びに出掛けた際に、是非建物の外壁を細かく見てみてください。
また、石やレンガなどの自然素材を使用する、モルタル塗装やスタッコ仕上げなどを用いてより本場に近づけることも可能です。
ここまで紹介した4つの種類に加え、ここからは鈴覚で特に人気の配色パターンを紹介します。
和風住宅にぴったりなのは、モノトーンとブラウンのミックスを基本に、建築の重厚さを演出した塗装スタイルです。鈴覚独自のコーディネートで、伝統の瓦屋根との組み合わせも美しさが違います。昔ながらの瓦屋根や戸袋、縁側等を活かしたデザインは唯一無二の存在感を醸し出します。
やわらかな暖色やパステルカラーでまとめた塗装スタイルです。
外壁塗装といえばグレーや黒、白等が王道の色遣いですが、明るい色を用いることで海外の可愛い家が出来上がります。
雨樋(あまどい)や窓枠など、建物の一部に赤のラインを入れる、鈴覚でおなじみのスタイルです。赤は、活力を象徴する色。アクセントカラーとして取り入れることで、ぐっとおしゃれになるだけでなく、住む人や訪れる人の気分を元気にもしてくれます。
外壁を2色のメインカラーで塗り分けるツートンデザイン。
洋風和風問わず昔から定番のこの配色も、鈴覚が手掛ければひと味もふた味も違うものに仕上がります。
いかがでしょうか。
最近はマイホームの外観をSNSにアップする人が多いので、InstagramやTwitterで探してみるのもおすすめです。
スタイルや色の組み合わせを決める時はワクワクしますが、ひとつ、注意したいことがあります。
お住まいの地域が景観条例の対象地域に定められているかどうか確認することをお勧めします。この条例は、住む人々に良好な景観を形成し、保全するために自治体で定められている条例であり、予定していた色で塗装が出来ずに振り出しに戻ってしまうことがあります。
鈴覚HP内でも施工事例を載せたブログを掲載していますので、是非、下のリンクから見てみてください。
ワンポイントのアクセントを加えることで、建物全体の印象を格段にアップさせることができます。
ワンポイントとは、建物全体の中で一部分にだけ注目を集めるためのデザインです。一部分だけ特別な色や質感の素材を使用する、形状を変える、装飾を施すなどの方法があります。
ワンポイントは、建物の印象を強調することに加え、建物の特定の部分を際立たせることができます。
また、建物の老朽化や劣化を隠すのにも役立ちます。建物の見た目を良くするだけでなく、耐久性やメンテナンス性を高めることができます。
たとえば、次のような箇所にワンポイントの塗装や装飾を入れるとよいでしょう。
・建物のエントランス部分
建物全体の中でも特に目立つ場所になり、その建物のアイデンティティを象徴することができます。
・ベランダ、バルコニー
家屋から出ている部分の色を外壁と異なる色にすることにより立体的に見せることができます。
・配管、樋
家屋全体のワンポイントになります。例えば、外壁がグレー等の無彩色には樋を赤にする と、一気にモダンなイメージになります。
外壁塗装の色彩や素材によっても表現することができます。例えば、一部分だけ鮮やかな色を使用することで、建物全体を引き締めることができます。
あるいは、一部分だけ木材を使用することで、自然な風合いを加えることができます。
ペイントを用いることで、独自のデザインを作り出すことができます。例えば、外壁の一部に花柄のペイントを施すことで、ナチュラルな印象を与えることができます。
また、レンガや木材などの素材を模したペイントを施すことで、自然な雰囲気を出すこともできます。こうしたペイントは、塗装工程の中で塗り重ねることで、立体感や奥行き感を演出することができます。
以上のように、外壁塗装には様々なデザインや機能性を取り入れることができます。
ただし、外壁塗装は建物の耐久性や美観を保つために欠かせない作業です。
塗装に関しては、素人が手を出すことは危険であり、専門業者に依頼することを強くおすすめします。適切な塗料の選択や塗り方の技術は、専門知識が必要とされるためです。
塗装業者は、建物の種類や状況に応じて最適な施工方法を提供し、美しく機能的な外壁を作り上げてくれます。
オシャレな外壁に見える主な色を紹介します。
ネイビー(紺色)は落ち着いた印象と爽やかな印象をあわせ持つことから外壁塗装でも人気のカラーです。
ネイビーと白の組み合わせはシンプルで爽やかな印象を与えるため、ネイビーベースで一番人気の配色です。
参考:外壁塗装でネイビー(紺色)が好印象!事例や塗料・仕上がりイメージを紹介
灰色は色の濃淡を調整することで、モダンな印象を与えることができます。
また、汚れが目立ちにくくなるというメリットがあります。
参考:グレーの外壁塗装はどうなの?島田市の業者がお答えします!
ベージュは羊毛のようなごく薄い茶色です。ベージュは家を大きく見せることができます。
和風でも洋風でも万能に対応できる色であり、落ち着いた印象を与えることもできます。
参考:外壁をベージュにすると?焼津市の外壁塗装業者が説明します
白は開放感や軽いイメージを与えることができます。
そのことにより、家が実際よりも大きく感じられることがあります。
また、白色は光を反射するので家の中が熱くなることを防ぐ効果もあります。
黒は高級感や重厚感を与えることができます。
ホテルなどで黒が基調となっていると高級感を感じられますよね。
青は爽やかな印象を与えることができます。
しかし、青色が濃すぎるとまた違った印象になるので、爽やかな印象を与えたい場合は注意しましょう。
参考:青色の外壁塗装をご検討中の方へ|島田市の業者が解説します
おしゃれな外壁塗装を実現するためには、見本を見つけて塗装店に「こういうイメージにしたい」と要望を伝えることが有効です。
そうする事で、塗装店側でどんな色か教えてくれたり、塗り方や塗料のアイデアを提案してくれます。
そこから、実際のあなたの家を塗り替えたときのシュミレーションも作ってくれます。
では、どのように見本を探せばよいのでしょう。
主に次の2つの方法があります。
おしゃれ外壁塗装の見本は、画像検索してすてきなお家を見つけるという方法があります。
例えば、フィンランドの暮らしに憧れているなら「フィンランドの家」、「北欧 外壁 おしゃれ」、「北欧風 外壁塗装」等のキーワードが有効です。
また、「50年代 アメリカの家」など、年代を入れるのも有効です。
Googleストリートビューは、Googleマップ内のツールであり、世界中の道路や風景の写真を閲覧できる機能です。
この機能を使用すると、実際のカメラで撮影された360度のパノラマ写真を見ることができます。
検索バーに探したい場所の住所、地名を入力して検索すると、検索結果が出ますので、画面右下の人型のマークをクリックし、目的地までドラッグ&ドロップすると、街並みを見ることができます。
この機能を利用して、世界を旅している気分で街並みを眺めながらイメージを膨らませると良いでしょう。
外壁塗装は、家の印象を大きく左右する大切な工事です。おしゃれな外壁にしようとして、失敗してしまった!…ということがないように、次の3つのポイントを押さえて塗り替えをしましょう。
外壁の色は、家全体の印象を大きく変えるため、慎重に選ぶことが大切です。
たとえば、上で見てきたように、落ち着いたネイビーやシックなグレーなどは、多くの人に人気があり、上品で長く愛されるカラーです。これらの色を選ぶと、周囲の環境にも調和しつつ、おしゃれな雰囲気を作り出すことができます。
かといって、完全に無難な色にしてしまうと、せっかくの塗り替えなのに、変わり映えがなさすぎて、気分も高まりません。自分の好みをうまく取り入れることで満足感が高まり、近所の人や親戚との楽しい話題にもなります。
色選びに迷ったら、専門家に相談するのもおすすめです。
色選びについては、下記のページでさらに詳しく解説しています。
外壁塗装では、どのようにして色を選べば良いのでしょうか?この記事では、人気のカラーや選び方のコツ、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
外壁塗装に使う塗料の性能は、仕上がりの美しさだけでなく、長持ちさせるためにも大切です。塗料にはさまざまな種類があり、選ぶ塗料によって耐久性や機能が異なります。
たとえば、耐久性の高い塗料を選ぶことで、長い間色あせしにくく、きれいな状態を保つことができます。
また、遮熱性や断熱性のある塗料は、夏場の暑さや冬の寒さを和らげる効果があります。これにより、家の中が快適に過ごせるだけでなく、冷暖房の効率も良くなります。
さらに、防水性や防汚性のある塗料を使うと、雨水や汚れから家を守り、外壁がきれいなまま長持ちします。
外壁塗装で使う塗料の種類については、下記のページでさらに詳しく解説しています。
住宅塗装で使われる塗料の種類について、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などの樹脂タイプや、1液型と2液型、水性と油性、艶ありと艶なしなど、主な分類の仕方に分けて解説します。
外壁塗装は一度施工すると長く使い続けることになるため、信頼できる業者選びが重要です。
丁寧な施工をしてくれる塗装業者かどうかや、おしゃれ塗装が本当に得意なのかどうか、価格だけでなく施工内容や過去の実績、口コミなども確認することが大切です。
外壁塗装業者の選び方については、下記のページでさらに詳しく解説しています。
塗り替え工事を依頼する塗装業者を選ぶときのポイントを7つに分けて解説します。印象だけに頼らず、安心して依頼できる業者を見極めましょう。
私たち「塗りかえ鈴覚」では、お客様のご要望に合わせて、様々なデザインの外壁塗装や屋根塗装を提案しています。
ツートンやアクセントなど、おしゃれな塗り方にも対応し、木材やレンガ、ペイントなど、ワンポイントでのデザインアクセントも可能です。
さらに、防水性や断熱性など、機能性も兼ね備えた塗料を使用し、高い品質の仕上がりを実現しています。
鈴覚の外壁塗装は、お客様からのご支持のおかげで、全国の塗装店が加盟する「日本建築塗装職人の会」からベストデザイン賞を受賞しています。
お住まいの外観をおしゃれで個性的なものに変えたい方は、ぜひ鈴覚にご相談ください。
本コラムで解説したように、Google等で画像検索したイメージ写真をお持ち頂ければ、より具体的なご提案も可能です。
お客様のご要望に合わせたデザイン提案や高品質な施工を通じて、快適な住環境を提供します。
私たち鈴覚は、21世紀の日本の塗装業界の健全発展を願って
『日本建築塗装職人の会』に加盟しています。
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