「外壁のデザインはどうやって決めよう?」
「いろいろ種類があるみたいだけど、特徴がいまいちよく分からない・・・」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
今回はレンガ・タイル・サイディングの3つの外壁を説明し、それぞれが持つ良い点や悪い点についても見ていきます。
レンガとは、粘土や泥などを練って型にいれ、乾燥させたり素焼きしたりしてブロック状に固めたものです。
そしてモルタルを目地材としてレンガを接合したのがレンガ造りの外壁です。
現在ではレンガそのものに鉄筋を通して外壁の強度を高めるなどの工夫もあります。
粘土や泥といった無機質を材料にしているので、劣化に強いです。
そのため、メンテナンス費用が他の外壁に比べてかかりにくいことも魅力のひとつになります。
また断熱性や蓄熱性にも優れており、外気の温度変化の影響を受けにくく室温を一定に保ちやすいです。
さらに火に強いのもメリットでしょう。
無機質でできているためレンガは燃えないのです。
レンガの外壁はモルタルの乾燥期間が長いので工期が長くなってしまいます。
また施工の難易度も高く、費用が高いのもデメリットと言えるでしょう。
粘土と鉱物を混ぜてボード状にしたものがタイルの外壁です。
独特の光沢や高級感が人気となっています。
まず挙げられるのは耐久性です。
レンガと同じく無機質を材料にしているので劣化せず高い耐久性を誇ります。
また高温で焼き固められているタイルは傷にも強く、少しのことでは傷は入りません。
汚れを落としやすいのもメリットのひとつです。
少しの汚れであれば雨で流れ落ちるほどです。
初期費用が高いのがまず挙げられるデメリットです。
しかしメンテナンス費用はタイル外壁であれば低いので、長期的に見た場合はデメリットとまでは言えないかもしれません。
また、施工難易度が高く、業者の腕前で仕上がりや機能性が変わってきます。
適切な施工がなされていないとタイルが剥離して通行人に当たり、事故を起こしてしまうことになりかねません。
セメントや繊維物質を固めてボード状にしたものです。
様々な種類があり、見た目のレパートリーが非常に豊富で自分の好み通りの外壁にしやすいのがメリットのひとつです。
また、費用が他の外壁と比べるとやすく、施工の期間も短いです。
メンテナンスにかかる費用が高いのがデメリットです。
耐久年数が短くタイルやレンガに比べると圧倒的にメンテナンスの頻度が高いのです。
今回は3つの外壁の特徴について説明しましたが、いかがだったでしょうか?
外壁をどのようなものにしようかお考えの方は、ぜひそれぞれの持つ性質や特徴をよく考えてくださいね。
また、分からないことは私たち外壁塗装業者にご相談ください。
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