「自分の家の外壁が劣化してきてひび割れが気になってきた・・・」
そんな悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
新築で購入した家でも、長い年月が経つと外壁にひび割れが入ってくることは珍しいことではありません。
そこで今回は外壁に入ったひび割れの4つの種類と、それぞれの原因および対処法についてご紹介します。
ヘアークラックというのは名前の通り髪の毛のように細い線が入るひび割れです。
時間の経過による塗膜の劣化や、塗装時になされた作業が適切でなかったことが考えられます。
ひび割れ部分から雨水が入り込むとさらなる劣化につながるので早めに塗り替えをするべきです。
劣化の度合いが低いようであれば上塗材の再塗装で十分な場合もあります。
建物自体が歪んだことによって加わった力で外壁にひびが入ったもののことを言います。
建物に歪みを引き起こすものが原因になります。
建物そのものが構造的な欠陥をもっていたり、建物が沈下していたりすることが具体的な例です。
地震によって引き起こされる構造クラックも数多くあります。
構造クラックが起こった外壁には表面的な措置だけでなく建物そのものの補強を必要とする場合もあります。
効果的な対策にはシーリング工事を施すことが挙げられます。
名前のとおり乾燥によってできるものです。
水分が蒸発するときに外壁材は収縮します。
この収縮に耐えられなくなったとき、塗膜にひびが入るのです。
素地が完全に乾燥すればこのひび割れは拡大しません。
シーリング材やエポキシ樹脂をクラックにすりこんだり注入したりすることが多いです。
通常外壁塗装を施す場合には一面を1回で仕上げるのですが、この作業を中止したり、あとから付け足したりすると、最初に塗っていた箇所と後から塗った箇所のつなぎの部分にひび割れができるのです。
モルタル壁で幅0.3mm以上のクラックの場合はシーリング材を充填し、コンクリート壁で幅0.3mm以上のクラックならカットしてから樹脂モルタルやシーリング材を充填する補修方法があります。
今回は外壁塗装のひび割れについて説明しました、いかがだったでしょうか?
ひび割れと言っても様々な原因がありますし、それよって対処法も異なってきます。
分からない事があれば専門に扱っている業者に相談することも考えてみてくださいね。
私たち鈴覚は、21世紀の日本の塗装業界の健全発展を願って
『日本建築塗装職人の会』に加盟しています。
© 塗りかえ鈴覚