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COLUMN

外壁塗装業者選びのポイントと業者比較

お客様が後悔しないための業者選びのポイントを、包み隠さずお教えします。
地域密着の塗装専門店だからこそ書ける、本当の話です。

ポイント1・健全な財務状況であるかを把握しましょう

塗装やリフォームの業者選びに迷ったらまず一番に見定める点があります。それは、その会社の財務内容です。
 
財務内容とは、会社の財布状況であり、体にたとえると健康診断の結果にあたるものです。社歴が長い会社の場合、経営状態が健全なら、資産も多いはずです。もし、社歴が長いのに財務内容がよくない場合は、どんぶり勘定になっていたり、売上と経費のバランスが悪い会社と考えられます。

塗装の償却年数はおよそ10年。長期保証を謳う業者も多くなってきました。しかし、財務内容がよくない業者だと、将来、負債だらけになって満足に対応できなくなったり、経営が悪化して会社自体がなくなるリスクがあります。

では、どうやって財務内容を確認すればよいのでしょうか。

おすすめは、その業者が県知事許可などを取得したときに受けた経営審査結果を、インターネットで検索するか、見せてもらう方法です。

ただ、すべての業者が経営審査を受けているわけではありません。そんなときは、前年度の納税証明書を見せてもらいましょう。

経営審査結果でも、納税証明書でも、注目は、利益が上がっているかどうかです。利益を上げている会社なら、お金を蓄えられるので、保証についても心配ないですし、工事も手厚くできる余裕があります。

塗装業者に財務内容を聞くのは、少し勇気がいるかもしれません。しかし、大きなお金を支払うことになるのは、お客様ご自身です。聞く価値は大いにあると思います。

ポイント2・元請けで自社職人ですか?

塗装業者を分類すると、ハウスメーカー、工務店、総合リフォーム店、塗装専門店に分けられます。

ハウスメーカー、工務店、総合リフォーム店の場合、誰が工事をしてくれるのかよくわからず、当たり外れが出やすいと言えます。

というのも、実際に塗り替えをするのは、その会社に所属して社内教育を受けた職人ではなく下請けの別業者だからです。

その下請け業者がうまい業者ならラッキーですが、スケジュールの都合で、微妙な業者が塗り替えに来る可能性もあります。また、営業担当、管理監督、下請施工店と、関わる人や業者が多い分、料金が高いのが特徴です。

一方、塗装専門店は、自社で施工ができる塗装職人集団で、最近増えてきました。

そもそも、塗装専門店という存在は、昔からあったのですが、十年ほど前まではあまり表に出ることはありませんでした。なぜなら、塗装専門店は、ハウスメーカー、工務店、総合リフォーム店の下請けをメインとしていたからです。
 
自分たちに仕事を発注してくれるハウスメーカーや工務店、総合リフォーム店と競合するわけにはいかないので、塗装専門店は広告を出さないのが暗黙のルールでした。

そのルールが過去のものになり、いろいろな塗装専門店がチラシやインターネット、塗り替えセミナーなどで、自社のアピールをしているのが今の状況です。

ただ、受注を獲得したいがあまり、アピール内容が他の塗装業者の真似になってしまい、実態とは違うこともあります。

ハウスメーカー、工務店、総合リフォーム店、塗装専門店。いずれを選ぶにしても、その会社の実態をよく見極めるようにしてください。

ポイント3・チラシだけで判断してはいけません

この数年で増えたのがチラシ広告です。

お問合せをいただくために、両面カラー印刷にして、郵便受けに直接投函したり、新聞に折り込んだりします。

チラシには、いいことばかり書いてありますし、どの業者も似たようなことを書いています。チラシを見て気になった塗装業者には直接お問合せをして、実際のところをよく聞くようにしましょう。

ところで、チラシ広告は、印刷費用も配布費用も決して安くないということをご存知でしょうか。

商売ですから、何らかの広告を出さなければお客さんはなかなか来ません。

しかし、凝ったチラシを頻繁に出している塗装業者の場合、チラシ費用を回収するために、見積りも割高になりがちです。

もしそうでなければ、手抜き工事になる可能性や、広告費が経営を圧迫して、施工後保証などが将来的におざなりになる可能性が高くなりますのでご注意ください。

ポイント4・業者のホームページで情報収集しましょう

ある塗装業者を詳しく知ろうと思ったら、ホームページを見るとよいでしょう。

ただ、似たようなことを言っているホームページが多く、どこがいいのかわからなくなることもあります。

そんなときは、ブログや施工事例の更新頻度を確認するとよいです。ホームページに載っている情報が少なかったり、そもそもホームページがない塗装業者もありますが、ちゃんとしたホームページがあって、しかもまめに投稿がなされていれば、現場での仕事ぶりもマメであり信頼できます。

自分たちの仕事に自信があるなら、手が空いた時だけ更新するのではなく、積極的に世間に情報を発信しているはずです。

さらに積極的な業者は、インターネット広告も出しています。

インターネット広告は、興味のある方へダイレクトに無駄なく行えますが、広告費用は年々増加傾向にあります。

紙のチラシ同様、広告を出しすぎていると見積書も割高なものになります。

ポイント5・業者によるセミナーや講習会の注意点は?

焼津市、藤枝市、島田市には、塗り替えを検討中の方向けに、セミナーや勉強会を開いている塗装業者もあります。

鈴覚には、他社のセミナーに出向いて話を聞き、知識を深めたという勉強家のお客様もたまにいらっしゃいます。

塗装のことを知っていただくこと自体は、とてもいいことだと思います。

ただし、セミナーや勉強会には注意点もあります。

勉強会の講師として立つ人は、塗装職人をしたことのない経営者や営業担当、という場合が多々あるのです。知識や話術はあっても塗装技術がない人は、話す内容にどうしてもリアリティーがありません。病院でたとえるなら、手術をする前、医師じゃない人から説明を受けるようなものです。

また、塗装の知識を教えます、というセミナーでも、実際は、その会社のいいところと他社の悪いところを長々と聞かされ、なかなか帰してくれないというケースもあります。

セミナーや勉強会も、出席する場合は、主催企業の集客活動だということをよく理解した上で出席するようにしましょう。

ポイント6・地元に愛されているお店こそ本当の老舗です!

塗り替え時期だけど、どこも同じようなことを言っていて、業者を決めきれない……。そんなときは、社歴と実績を見てみてください。

これは、ホームページを調べたり、最初の相談の段階で聞いたりすれば、簡単にわかります。

その塗り替え業者がどんな歴史があって、社長はこれまでどんな実績を上げてきた人なのかがわかれば、塗装の腕も推察できます。

ただ、老舗の塗装業者を見るときは、少し注意が必要です。

老舗の塗装専門店の場合、社歴が長く、その分、施工件数も多いため、一見、安心感があります。

基本的にはそうなのですが、避けたほうがよい老舗塗装店もあります。それは、広告をよく出している老舗です。

広告をよく出す老舗塗装専門店は、それまでの経営がいい加減であったと考えられます。というのも、広告を出すということは、新規のお客さんに向かっているということで、逆に考えると、これまでのお客さんになかなかリピートしてもらったり、あまりクチコミ紹介をしてもらえていないということ。つまり、何らかの問題があることを表しているからです。

私たち鈴覚も塗装専門店だからよく知っています。地元の誰もが知っていて評判のいい塗装業者なら、お金のかかる広告に力を入れなくても、経営ができるということを。

飲食業界にも、広告は出さず、取材もお断りで、それでも毎日のように行列ができるお店がありますが、塗装工事店でも同じ話なのです。

ポイント7・資格は本物職人の証し

資格の有無で塗装業者を見極めるのもよい方法です。

塗装業界で一番信頼度の高い資格は、一級塗装技能士という資格です。

とはいえ、資格を持っていなくとも技術がある職人も多く、一級塗装技能士だから腕がよく、そうでないから腕が悪いとは簡単には言い切れません。

調理師の免許を持っていなくても、料理のうまい人がいるのと似ています。

ただ、間違いなく言えるのは、一級塗装技能士の職人は、資格を取得するために努力をしたということです。そして、お客さんに安心をと考えているのであれば、一級塗装技能士の取得は必須になってきています。

建設業の県知事許可も同様です。

県知事許可を受けなくても塗装工事は問題なくできますが、許可を持っているということは、県の審査を受けて、財務内容がオープンになっているということですので、上で述べたように、長く頼れそうな業者なのか確認できます。

また、塗装業者の中には、建築士の資格を持っている人もいます。

断熱、熱貫流、熱伝導、湿度、採光、道路制限など、様々な基準により建物は作られています。どんな建築工事であっても、そういった基準や、建物の構造を理解した上で工事プランを立てられるのが建築士のいいところです。

たとえ外壁の塗装だけであっても、建築構造の知識が乏しい中で塗装をすると、壁の内部に結露となる原因を作ったり、屋根に雨漏りの原因を作ったりなど、様々な不具合を起こしてしまうケースがあります。

一級塗装技能士の資格は、建築知識は詳しく問われません。一級塗装技能士だけでなく建築士の資格も持っている業者だと安心です。

まとめ

  • 財務内容を調べて、健全な経営をしている業者を選びましょう。
  • 外注に任せるハウスメーカーや工務店、総合リフォーム店より、塗装職人のいる塗装専門店がおすすめです。
  • 凝ったチラシを頻繁に出している業者は、避けたほうがよいです。
  • ホームページの更新頻度が高いということは、仕事がマメで自信もある証拠です。
  • セミナー・勉強会は、職人が講師であることは稀で、知識を深めるというよりは、主催者企業が宣伝する場です。
  • 社歴や実績を見ると施工力を推察できますが、広告をよく出している老舗は問題がある可能性があります。
  • 一級塗装技能士の資格を持っていて、できれば建築士の資格も持っている塗装業者が理想的です。

どの塗装業者に塗り替えを依頼するのがベストなのか、これら7つのポイントで比べるとよいでしょう。
 
私たち鈴覚については、このホームページを見ていただくか、こちらのページ(クリックしてください)から、「ホームページを見ました。財務内容を教えてください」のように、直接お問合せいただければ、わかりやすくお答えします。

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